調査の結果、2011年の1年間にペットにかけた費用は、犬が前年比102.6%、猫113.4%で、若干の増加傾向が見られた。
犬の費用項目で最も増加が見られたのが「病気やケガの治療費」(対前年131.7%)。猫の場合も治療費が対前年110.2%と増加した。年齢を理由に挙げる方が多く、ペットの高齢化を反映する項目となった。また、「日用品」「洋服」も、犬猫ともに増加傾向が見られた。節電対策のためのクールマットや洋服の購入がおもな理由として挙げられているほか、「介護用のおむつで支出が増加した」とのコメントも見られ、ペットの長寿化に伴い費用が増加する項目とも言える。
逆に減少したのは、「フード・おやつ」。ダイエットのためにおやつを減らしたり、手作り食にしたためフードを購入しなくなったなどが理由として挙げられている。
ペットのための防災用品を購入した方も多く、東日本大震災がペットと飼い主の生活に影響を与えていることがうかがえる調査結果となった。