原因が不明な場合は、皮膚に刺激となるものを減らします。
寄生虫や、細菌、真菌、また、酵母菌の一種であるマラセチアが皮膚症状の原因であれば、それに対する治療を行っていきます。
しかし、原因が不明な場合やアレルギーが疑われる場合は、皮膚に刺激となるものをできるだけ少なくするために、住環境をこまめに清掃し、清潔にします。また、皮膚を清潔にし、かつ保護するため、低刺激性のシャンプーを使い、保湿を心がけることがすすめられます。
アレルギーには食物や花粉、ハウスダストなどが原因で起こるものがあります。症状が悪化するのは何を食べた時か、家の中にいる時か、外出中か。また、悪化する季節はあるか、といったことを観察しておきましょう。そうすれば、例えば症状が悪化するような季節があれば、花粉が原因かもしれないので散歩時にコートを着せる、帰宅後はブラッシングやシャワーで花粉をできるだけ落とす、と工夫することができます。
また、動物病院を受診する時に気づいたことを主治医にお伝えすると、より疑わしい原因が分かる場合がありますので、観察ノートをつけておかれるのもひとつです。