通常の腹壁ヘルニアであれば、手で押すと膨らんでいる部分が一時的にへこみますが、腫瘍であればへこむことはありません
ヘルニアか腫瘍かで迷っているとのこと、通常の腹壁ヘルニアであれば、手で押すと膨らんでいる部分が一時的にへこみますが、腫瘍であればへこむことはありません。レントゲン検査や超音波検査で、主治医の先生に腹壁が裂けていないか確認していただくのも1つです。
腹壁のヘルニアが悪化、すなわち裂け目が大きくなってしまった場合、膨らみ(ヘルニア嚢)の中に腸管の一部が入り込んでしまうことがあります。腸管が無事、もとの位置に戻れば問題はないのですが、時に戻らなくなって腸管運動が阻害され、腸閉塞のような症状が起こる場合や、腸の血行が滞って腸管が壊死し、腹膜炎を起こす場合があります。
愛犬がお腹を痛がる様子を見せたり、膨らみの部分が赤く熱をもったり、周囲とは違う色に急に変わった場合は、悪化している可能性があるので、動物病院を受診するようになさってください。