まずは飼い主さん自身が頼れるリーダーになることが、しつけの基本です。
このような場合、見知らぬ人を怖がっていたり、飼い主さんに対する縄張り意識が強かったり、逆に飼い主さんを守らなければと意識していたり、という可能性があります。
前者は、特に社会化期に初対面の人々と触れ合う経験が少なかったり、初対面の人から何か怖い思いをさせられたりした場合に見られることがあります。一方、後者の2つの行動は、性成熟を迎える頃あたりに目立ってきます。
Mさんの愛犬がどちらによるものかは分かりませんが、しつけの基本はMさん自身が愛犬にとって頼れるリーダーになること。頼れるリーダーが一緒だと、知らない人に会った時の不安も減少しますし、過剰な縄張り反応も減っていきます。
Mさんご自身がリーダーとして振る舞う訓練をしたり、愛犬が初対面の人への対応を学んだり、他の犬との触れ合いの時間を設けてあげるために、しつけ教室やパピークラスに行かれることをおすすめいたします。