食糞症かもしれません。健康診断を受けてみてください
これは食糞(しょくふん)症と呼ばれるもので、犬の母性行動(巣をきれいにしようという行動)の1つでもあるため、メス犬に多く見られます。また、犬は生まれつき、腐ったようなニオイのものや、自分のものも含め他の動物のフンなどに興味を示し、口にすることがあります。
ただ、すべての犬がこのような行動を起こすわけではなく、食糞症を起こしやすい犬は、寄生虫感染をはじめとする、貧血や栄養不良を起こすような病気にかかっている場合や、不安・ストレス・恐怖といった精神的なことに対する行動(例えば、フンが見つかったら叱られるから食べてしまう)として見られる場合があります。このため食糞症がある時は、動物病院で便検査を含めた健康診断を受けることがすすめられます。
自宅での対処法としては、食事中の食物繊維を増やしたり、犬が嫌がる味付きのスプレーをウンチに振りかける方法があります。しかし、最も大切なのはウンチを放置しないこと。ウンチをしたらすぐにおもちゃなどで呼び寄せ、愛犬が気を取られている間にすばやく片づけることです。
どの方法も、愛犬がウンチに興味を示さなくなるまで、根気良く、毎回続けることが必要です。