採血量によって変える場合があります。
前足からと首からとの違いは、採血量によって変わることも。猫の首の血管の太さは人間の小指か、その半分ほど。これに対し、前足の血管は直径1~2mm程度のため、首からのほうが血液が早く多量に採れ、保定(ほてい:動かないように固定すること)の時間も短く猫への負担が少ないです。
また、細い血管から採血していると時間がかかり、注射器の中で血液が固まってしまうことがあります。例えば猫が緊張していると末梢の血管が細くなることがあり、そういう場合は首から行うことになります。
なお、スムーズに行われるのであれば、どの血管から採血しても検査結果に差はありません。