咳が長引くようなら、ウイルスや細菌の感染、アレルギー性疾患といった病気で気管・気管支炎を起こしている可能性があります
咳をすると、痰が出たり、吐き気が誘発されたりするため、咳の後で口をくちゃくちゃさせたり、口の周りを舐めたり、実際に吐いたりといったしぐさが見られ、吐き気か咳か悩むことがあります。これは猫の姿勢によって区別できます。もし、猫が伏せに似た姿勢で首を前方に伸ばし「ケフーッ!ケフーッ!」という音を出しているならば、吐き気ではなく咳になります。
去勢手術の帰宅後に咳に気づかれた場合、手術時に気管挿管(麻酔を安全に行うため、気道確保と誤嚥防止の目的で気管内にチューブを入れること)が行われ、気管の粘膜が少しだけ傷つき咳をしているのかもしれません。このような時、健康であれば数日で咳は治まってきます。
しかし、咳が長引くようなら、ウイルスや細菌の感染、アレルギー性疾患といった病気で気管・気管支炎を起こしている可能性が出てきますので、かかりつけの動物病院で診ていただくことをおすすめします。