人と同じように猫でも認知症(痴呆)があり、これによって夜鳴きが起こったり、ひどくなったりすることがあります。認知症は、入院や引っ越しといった環境の変化を境に発症することもあれば、脳内に炎症や腫瘍などの異常が生じて発症する場合もあります
また、活発になって夜鳴きが多くなる病気に「甲状腺ホルモン」の異常があります。食が細いとのことなので、この病気の可能性は少ないかもしれませんが、動物病院で甲状腺ホルモンの異常をはじめ、認知症の有無や、夜鳴きを引き起こすような病気の兆候がないかどうか、検査していただくことをおすすめします。
また、自宅で昼間、できるだけ一緒に遊んだり、頻繁に声をかけたりし、触れ合う時間、コミュニケーションの時間を作るようにしてみましょう。猫がリラックスできたり、上って遊んだり運動できるような空間を作ってあげるのも一つです。これで夜間の夜鳴きが減ることがあります。
どうしても夜鳴きが激しく、近所付き合いに問題が生じるようであれば、かかりつけの動物病院にご相談されると良いでしょう。精神安定作用のあるフェロモン剤やお薬などで、夜鳴きに対処できることがあります。