子猫が病気を持っていないか検査を受け、先住猫に病気をうつさないようにしましょう
先住猫がいるところに新しい子猫を迎える際には、子猫が他の病気を持っていないか、しっかりと検査を受け、先住猫に病気をうつさないようにすることが第一です。消化管内寄生虫や、ノミ・耳ダニなどを含めた外部寄生虫の検査だけでなく、FeLVやFIVといったウイルスの検査、そして、一般的な健康診断とワクチン接種を受けさせましょう。
また、子猫を迎える予定時期の少なくとも数カ月前には、先住猫にワクチン接種を受けさせましょう。こうしておけば、子猫が猫風邪をひいていても、先住猫に感染するリスクがかなり抑えられます。また、先住猫の現在の健康状態を知っておくためにも、先住猫にも健康診断を受けさせておくと良いでしょう。
この他、住環境での注意点としては、
- トイレは猫の数+1個、すなわち3個用意すること。
- 爪とぎや休憩場所をいくつか用意し、やや離れた場所に設置して、それぞれのテリトリーを作ってあげること。
神経質な猫の場合、キャットタワーやキャットツリーなどを購入し、猫がリラックスできたり、時には優位になったりできる3次元的な空間を提供してあげることも良いですね。
2匹が互いに慣れるまでは、あまり子猫にかまいすぎず、子猫が先住猫のそばに寄ってきた際には、先住猫が子猫を受け入れられるよう、先住猫にとって良いこと・うれしいことをしてあげるのも一つです。ほめたり、ご褒美をあげたり、また、ブラッシングやマッサージなどの時間を作り、両方の猫がリラックスできるようにしてあげると良いかもしれません。
また、動物病院では猫の様々な場面でのストレスを緩和させるフェロモン製剤が販売されているので、利用してみるのもおすすめです。