発情は性成熟の証です。初期の発情ではこれにともなう徴候が軽い場合が多いのですが、発情を繰り返すにしたがって明瞭になってきます。前回よりも切なそうなのはこのためでしょう
猫の発情期は4~20日ほど続きますが、平均は約7~10日ほどです。発情期の後に「発情間期」と呼ばれる時期がきます。これは1週間ほど続きます。交配しなかったり、自然排卵が起こらなければ、発情間期の後にまた発情期がきます。ちなみに、このサイクルは2~3回ほど繰り返されます。
また、室内で飼育されている猫は、発情のサイクルが気温や電灯の関係で狂い、ほぼ1年中、発情サイクルを繰り返す場合があります。
発情期の対処法としては、特にこれといったものはありません。かなり頻繁に鳴き、切なそうに甘えてきますが、これは普通の状態です。ただ、妊娠を望まないのであれば、決して外へ出さないようにし、また、オスと会わせないようにする必要があります。この時期、猫は外へ行きたがるので、戸締りをしっかりとし、帰宅時や外出時に開けた扉の隙間から猫が出ていかないように注意しましょう。