ストレス?なめすぎてハゲができました

Nさん/MIX(メス/4歳)
2015/08/20

自分で被毛をなめすぎた結果、下半身と腕の毛がなくなってきました。この子は昨年保護した新入り猫に常に敵意むき出しで、今回のことも新入り猫に対するストレスが原因でしょうか?責任を感じています。

キーワード ストレス心因性皮膚病心因性脱毛

心因性の脱毛または皮膚病と思われます

過剰なグルーミングで舌の届く範囲の毛をなめすぎ、脱毛や皮膚炎を起こすことがあります。この場合、舌の届かない範囲はもちろん無事です。

このような病気は心因性脱毛ないし心因性皮膚病と呼ばれるものです。これは、同居動物の変動などの環境の変化に適応できない場合や、アレルギーなどなんらかの基礎疾患があり、かゆみや痛みでイライラしたり、ストレスを感じた場合などに見られます。

新入り猫さんはNさんに命を救われているのですから、自責の念は捨て、代わりに、愛猫のためにできることからやっていきましょう。

環境の変化を戻すことが難しい場合、各猫のためのテリトリーと共有テリトリーを用意しましょう。テリトリー内には水入れ、食器、トイレ、爪とぎ、猫用ベッドなどを用意します。また、猫が互いを避けられるようにキャットタワーや家具などを使って3次元で移動ができる工夫を。

現在ストレスに対応できるような猫用フェロモン製剤が動物病院で販売されています。フェロモン製剤のことも含め、一度かかりつけの動物病院で、脱毛についての診察・ご相談をされることをおすすめいたします。

飼い主さんへ、正しい知識を。Petwell(ペットウェル) Pマーク

ペットと人が笑顔でつながる、心豊かな社会のために。Petwellは、飼い主さんが「本当に知りたい」ことをお伝えするサイトです。

Copyright © 2008-2024 ETRE Inc. All Rights Reserved.
このサイトに掲載の記事・イラスト・写真など、すべてのコンテンツの複写・転載を禁じます。