【取材協力】
NPO法人Knots(ノッツ) 理事長 愛玩動物飼養管理士 冨永 佳与子さん
http://www.knots.or.jp/
ペットと一緒に引っ越すにあたり、知っておきたいことや、やるべきこととは?
まずは引っ越しプランを練ってみよう
引っ越しとなれば、人間のほうも心穏やかではいられません。いろんな準備が次から次へと頭に浮かぶことでしょう。しかし「よし!」と動き出す前に、ちょっと深呼吸して、隣であくびをしているペットたちの新しい暮らしにも、思いをはせてみてください。人間よりも多くの時間を家で過ごす彼らにとって、そのすみかがまったく変わってしまうことは、人間以上に影響がありそうです。
- 移動の手段は?どんな手段で彼らを運ぶのか。マイカーか、それとも飛行機や電車など、他の輸送手段が必要か。
- 掃除や片づけの間の世話は?
引っ越しの掃除や片づけの間、ペットはどうするのか?ケージに入れて自宅に置いておくのか、誰かに預けるのか。 - パニックにならないか?
いつもと違う家の様子に、興奮した愛犬が引っ越し屋さんにほえ続けたり、臆病な愛猫が逃げ出したりしないか。 - 新しい環境になじめるか?
転居先で、彼らは新しい環境にすんなりなじんでくれるのか。
大切なのは、まず、彼らを連れての引っ越しをイメージしてみること。そして、どの段階で何が必要かを見極め、準備することが、人間にもペットにもストレスの少ない引っ越しの第一歩になります。ペットの性格を知り抜いているのはあなた自身。彼らの行動パターンに合わせた、無理のないプランを立てましょう。
いよいよ引っ越し!さて、移動手段は?
慣れた車で、慣れたケージに入り、飼い主と一緒に移動する。これが、ペットにとって最も負担の少ない方法です。マイカーでの移動が可能なら、それがベスト。しかし、場合によっては、公共交通機関の利用もあると思います。ペットの受け入れについては、各社で利用規定が異なる部分もあるので、必ず事前に問い合わせて、確認しておきましょう。また、最近では、ペットと一緒に乗れる専用タクシーも増えています。飛行機を利用する場合の、空港への移動手段としても便利です。
いずれにしろ、ケージに入っての移動が基本となります。日ごろから、おとなしくケージに入っていられる習慣をつけておきたいですね。
主な公共交通機関でのペットの受け入れ規定
転居先に到着!新しい場所でまずやるべきこととは?
さて、いよいよ転居先に到着です。ペットたちにも、新しい住まいを存分に探検させてあげたいところですが、まずその前に・・・。
それらをすませれば、いよいよ新しい生活の始まりです!