自然の林に囲まれた、ウッドチップのフィールドが自慢
ゆりはなドッグラン(埼玉県狭山市)
関越自動車道所沢インターチェンジを出て、国道463号線を西武新宿線・所沢駅方面に行く。そこからバイパスを経由して、南北に伸びる主要地方道川越所沢線を少し北に走り、弥生梱包の手前を右に入ると、静かな雑木林の中に「ゆりはなドッグラン」がある。
武蔵野の風情ある面影が漂う、雑木林を開いて作られたフィールドには、木立が幾本も立ち、ここで間引かれたクヌギ材などを原料とするウッドチップが厚く敷きつめられている。その上をゴールデンやコーギーなどに混じって、大きなバーニーズマウンテンドッグがうれしそうに跳びはねている。
ゆりはなドッグランのオーナー・田島英雄さんによれば、ドッグラン開設のきっかけは「最初は、うちの犬を自由に走らせる場を作ろうと思ったから」。しかしだんだん話が大きくなって、どうせやるならと、雑木林の土地・約3,000㎡を探して造成。一昨年(2002年)12月にオープンした。当初はフィールドに芝生を敷くことを考えていたが、伐採した材木の再利用を思いついてウッドチップにした。水はけはいいし、犬の足に優しく、汚れることもない。おまけに夏でも涼しい。「結果的にウッドチップにして、とても良かったですね」
小型犬用に小規模のフィールドも備えている。入場時、初めての犬同士があいさつし合うこともあって、仲良くなるのも早く、すぐに飼い主たちを交えてボール遊びをしたり、じゃれ合ったり、追いかけ合ったりし始めるという。「初めて来られた方に喜んでいただき、犬が楽しそうに走っているのを見るとうれしいですね」
平日は会員中心で、土・日・祝日にはビジター客と会員が半々ぐらいの割合でやって来る。会員のなかには、愛犬の散歩代わりにほぼ毎日やって来る人もいる。開園時間は朝10時から日没まで。もっとも夜間照明設備もあり、会員なら夜の利用も自由自在。時にはバーニーズやラブラドールなどの犬種グループが貸し切りで交流会を楽しんだり、愛犬クラブがしつけ教室を開くこともある。季節に合わせ、田島さんが呼びかけて、会員の親睦を図るための花見の会や芋煮会を開くこともあるという。
『ゆりはなドッグラン』
http://www.rivo.mediatti.net/~dogdog/yurihana1.htm
埼玉県狭山市上赤坂1594 TEL.090-6798-1628
【利 用】会員制、ビジター可
【ドッグランの面積】フィールド2,475㎡(小型犬エリアを含む)
【開園時間】10:00~日没まで(会員は自主管理で随時利用可能)
【休園日】特になし(土日祝のビジター利用は要予約)
【料 金】会員、ビジター、貸切りなどあるので、詳細は問い合わせを。
●会員:年間管理費6,000円+月会費5,250円
※2頭目+2,100円。小型犬は割引あり。
●ビジター:1,500円 ※2頭目700円、3頭目500円、利用は土・日・祝日のみ