宝塚に誕生した愛犬家のための”新名所”
宝塚ガーデンフィールズ内ペットパーク「DOG RUN-DO(ドッグ・ラン・ド)」(兵庫県宝塚市)
中国自動車道を宝塚インターチェンジで降りて、国道176号線を少し西に行くと、宝塚の新名所で、ペットパーク「DOG RUN-DO」のある「宝塚ガーデンフィールズ」に着く。ここは、旧宝塚ファミリーランドの一角にあたる。昨春(2003年)、時代の変化で同園がその歴史を閉じた後、その精神を継承し、緑豊かな環境の中で犬たちとゆったり過ごすことのできる「やすらぎ空間」を作ろうと、昨秋(2003年)、オープンした。
ドッグ・ラン・ドの半分が、世界の犬たちと触れ合える「ドッグパーク」エリア。残り半分が、飼い主と愛犬が自由に遊べる「ドッグラン」エリアで、休日は家族連れ、平日は散歩がてらにやって来る飼い主と愛犬たちでにぎわっている。スタッフの林千亜紀さんは、ユーザー制作のアルバムを広げて、「この子はいつも愉快なブルテリアの姫ちゃん、こっちがミニチュアピンシャーの…」と、平日、ほとんど毎日来園する犬たちのことを楽しそうに語る。正月には、結婚して今は東京に住む女性が、地元にドッグランができたと聞いて、今年はペットホテルに預けず、一緒に車で帰省し、来場したケースもあった。
運営担当の株式会社阪急アミューズメントサービス宝塚事業部の宇波理恵さんの話では、オープン後6ヵ月余りですでに会員登録犬数が約3800頭。地元の宝塚市内や西宮市内などが約7割だが、休日には京阪神、奈良方面など関西各地からもたくさんやって来るという。
エリア内には簡単なアジリティ用具も設置され、愛犬とトンネルくぐりやスラロームなどを楽しむ人もいる。そのため、月2回、アジリティ教室やドッグダンス教室も行われている。ちなみに現在(2004年)のドッグダンスのテーマ曲は「世界にひとつだけの花」で、今、発表会を目指して特訓中とか。「このごろ、宝塚大劇場前の”花のみち”を愛犬と散歩される市民の方々も増えてきて、楽しいですよ」と宇波さんは微笑んだ。
『宝塚ガーデンフィールズ内ペットパーク「DOG RUN-DO」ドッグラン』
http://www.gardenfields.jp/
兵庫県宝塚市栄町1-1-57 TEL.0797-85-6210
【利 用】会員制、ビジター
【ドッグランの面積】約1,500㎡
【開園時間】10:00~17:30(季節によって変動あり)
【休園日】毎週水曜日(季節によって変動あり)
【料 金】犬1頭500円(1回3時間)
※初回利用時、年会費として別途2,000円必要。ただしビジターの場合、1,500円(利用料込み)。