【医療に関する秘訣は?】
10歳以上のペットの飼い主320人のうち、「何でも相談できるかかりつけの動物病院がある」と回答したのは97.8%(313人)。病院への通院頻度では、「月に1~2回程度」が最も多く、「2~3ヶ月に1回程度」「年に1~2回程度」と続いた。
また、全体の8割近くが、健康診断、混合ワクチン接種、フィラリア予防などを定期的に行っていると回答。かかりつけの動物病院をもつことと、定期的な予防の実施が健康と長生きに大きな影響があることがわかった。
【食事に関する秘訣は?】
与えている食事では、「年齢別フード」が最も多く42.2%(135人)、動物病院で購入する「処方食」33.4%(107人)が続いた。
また、個別に聞いた長生きの秘訣として、「与える量、カロリーに注意する」「野菜をできるだけ与えるようにしている」「人間の食べものは与えない」など、食事の質と量に気を配る飼い主が多いことがわかった。
【住環境(生活環境)に関する秘訣は?】
飼育する場所は、室内での飼育が95.6%(306名)。犬の1日平均のお散歩時間は36分で、「時間は減少しても、定期的な運動を心がけている」という回答も見られた。
また、長生きの秘訣として、「毎日のスキンシップで体の様子をチェックしている(87名)」「できるだけストレスを与えないようにしている(40名)」「家族の一員として話かける、コミュニケーションを心がける(21名)」というコメントが多く見られた。
今回のアンケート結果を受け、アニコムは「健康で長生きの秘訣は、医食住それぞれにあるが、基本となるのは、飼い主の深い愛情、日々の観察とケア、ペットとのきずなの深さと言えそうだ」と述べている。