新製品発表会では、永井社長みずからが登壇し、2016年度の同社の主要なマーケティングテーマとして、オーラルケア市場での成長加速化や、共生空間におけるニオイや汚れの不満解消ニーズへの対応などを掲げた。
特にペットのオーラルケア領域では、トリーツの機能強化やライン拡張を行うとともに、オーラルケアの浸透・発展のための情報発信や啓発活動に引き続き積極的に取り組んでいくという。
今回の新製品発表会では、日本小動物歯科研究会(会長:藤田 桂一)に「VET’S LION AWARD」を創設することが発表された。この賞は、獣医歯科学研究において、優れた研究成果をあげた研究者に対して授与されるもの。日本小動物歯科研究会症例検討会における発表から、各年度1~3件が授与され、受賞者には賞金や記念の盾が贈られる。2016年3月21日に開催される「第24回日本小動物歯科研究会症例検討会」にて第1回目が授与される。
同社はこれまでも、オーラルケア用品を充実させてきただけでなく、獣医師やペットオーナーに対して様々な情報発信や啓発活動を重点的に行ってきた。同社によると、3歳以上の犬・猫の80%以上が歯周病予備軍といわれ、歯周病菌は全身疾患に関与するとの研究が報告されている中で、ペットのオーラルケアの重要性はますます高まっていくという。