犬は暑さや高湿度な環境に弱く、5月~10月頃までの長期間に渡って、室内・室外問わず熱中症を発症するといわれている。また、飼い主の目の届く範囲にいても、重症化してはじめて発症に気づくケースも多いという。今回発売される「愛犬の熱中症チェッカー」は、愛犬の熱中症を未然に防ぐため、発症の危険度が高い状況を事前に把握できるという製品。
本製品をリードや室内のケージなどに取り付けると、愛犬の生活環境の温度と湿度を測定し、熱中症の危険性が高まるとランプとブザーで警告する。危険度の判定は、本製品の開発のために作成された犬専用のデータベースをもとに行われる。データベースは、グラース動物病院の小林豊和博士(獣医学)ら、専門家の協力により作成され、温度・湿度と、犬の身体状態との相対関係から、犬が熱中症にかかる危険度を分析したものだという。
スイッチを切り替えることで人用としても使用できるため、熱中症の危険が高まるこれからの季節には、注目のアイテムになりそうだ。