犬の費用項目で最も増加が見られたのは、「シャンプー・カット・トリミング料」(対前年118.7%)。「夏が暑かったので、トリミングの回数が増えた」「暑さに弱く3週間に1回のトリミングを2週間に1回に増やしたため」という昨年の猛暑による理由のほか、「皮膚病になってしまった」という病気に伴うもの、「大きくなったので自宅で洗えなくなった」という成長による理由などが挙げられている。また、「病気やケガの治療費」も対前年118.5%と増加。要因としては、加齢による通院の増加、アレルギーなどの慢性疾患の発症による通院の増加、若齢では誤飲事故による手術などが見られた。
猫の費用項目で最も増加が見られたのは、「フード・おやつ」(対前年比129.5%)で、「療法食に変更したため」という病気などによるもの、「体によい素材のものを厳選してあげるようにしたため」という健康を気遣った結果のほか、「好き嫌いがはげしく高いフードしか食べない」「段々と高いフードを食べるようになってしまった」という好き嫌いの多い猫ならではの理由も多く見られた。
また、「ワクチン・健康診断等の予防費」(対前年111.5%)も増加。「8歳を機に年2回の健康診断を受診するようになったため」「にゃんドックを定期的に受診したため」など、健康診断を受診する飼い主が増えている。一方、「病気やケガの治療費」は対前年比91.7%と減少。「病気の予兆や対応がわかってきたから」「以前は何があっても不安ですぐに病院に連れて行っていたが見極めができるようになった」など、自身の成長を理由にあげる飼い主が多く見られた。