舞台となる女性ばかりの“蓮見探偵事務所”に調査員として勤める主人公・蓮見加代子を瀧本美織が、その事務所の所長で加代子の母・杏子を財前直見が、事務所近くのBAR「ラ・シーナ」のマスターで調査員からも信頼の厚い椎名悠介を寺脇康文が演じる。蓮見探偵事務所の用心棒的存在で、調査では加代子とコンビを組んで活躍する元警察犬マサ役にはジャーマン・シェパードのサンが、マサの声を船越英一郎が担当する。
「パーフェクト・ブルー」は以前、WOWOWでドラマ化され劇場公開もされた作品だが、今回は原作の設定を若干変更し、短編ミステリー集「心とろかすような―マサの事件簿」の事件を盛り込んで一話完結スタイルで描く。嘘や隠し事が大嫌いで正義感の強い性格の加代子と、そのよきパートナーでいつも冷静に人間や事件を観察しているマサの活躍による謎解きが見どころ。ミステリー好き、犬好きともに楽しめる作品となっている。