Petwell(ペットウェル)では、皮膚トラブルの増える夏を控えた時期に、「愛犬・愛猫のスキンケア」についてのアンケート調査を行いました。
被毛・皮膚の状態について、気になることがある割合は約半数
それぞれ「被毛」「皮膚」の状態について気になることがあるかとの質問では、約半数の方が、それぞれについて気になることがあると回答。「被毛の状態」で気になることがある50%、「皮膚の状態」で気になることがある41.5%と、若干ではありますが、被毛への関心の方が高い結果となりました。どのような状態が気になるかの質問では、「被毛」については、毛づやが悪い33%、脱毛している29%、毛並みが悪い21%などの回答が多く見られ、「皮膚」については、かゆがる46%が目立って多く、次いで赤みがある28%、フケが出る27%と続きました。
7割以上が被毛の定期的なケアをしているのに対して、皮膚のケアは約5割に留まる
「被毛」「皮膚」に関して定期的なケアをしているかとの質問では、被毛については73%がしていると回答。一方「皮膚」の定期的なケアをしていると回答したのは51%に留まりました。被毛のケアの具体的方法で多く見られたのは、ブラッシング77%、自宅でのシャンプー51%、コーミング(櫛で毛をとかす)48%。また、被毛に配慮したフードを与えているという回答も28%見られました。同様に、「皮膚」のケア方法としては、自宅でのシャンプー60%、ブラッシング55%、皮膚に配慮したフードを与えている30%、シャンプーの後のマッサージ22%が続きます。皮膚に配慮したサプリメントを与えているという方も13%見られました。
シャンプーの頻度は、月に1回派が最も多い
被毛・皮膚の定期的なケアでも上位に挙げられている「自宅でのシャンプー」の頻度をたずねたところ、最も多かったのが月に1回程度の23.5%、次いで2週間に1回程度が17.4%、1週間に1回程度14.4%と続きました。一方で、自宅ではシャンプーをしないという回答も14.4%見られました。
4人に1人がペット用シャンプー選びに失敗している
シャンプー選びに失敗した経験をたずねたところ、27%の方が失敗したことがあると回答。失敗した内容については、香りが合わなかった・強すぎた36%が最も多く、期待していた毛づや・毛並みへの効果がなかった33%、期待していた肌(皮膚)への効果がなかった31%、ペットの皮膚が荒れてしまった26%、泡立ち・泡切れなどが悪く洗いにくかった24%と続きます。
シャンプーの購入や情報収集の場は、インターネットが比較的高め
シャンプーの主な購入先はどこかの質問では、インターネットで購入が30.9%、ホームセンターで購入が20.9%と続き、動物病院で購入とペットショップで購入が同率15.8%となりました。また、シャンプーの選びや使用方法についての情報収集については、動物病院からアドバイスを受けたが最も多く43%でしたが、次いで39%は、WEBサイトから情報を得たという回答になっています。シャンプーの購入や情報収集に関しては、インターネットを利用している方が多いようです。
今回の調査では、ペットのスキンケアを皮膚と被毛とに分けて考えた場合、被毛のケアに比重がおかれていることがわかりました。目で見て手で触れる機会の多い被毛に比べ、皮膚は意識してチェックしなければ目につかないため、関心が低くなっているように思われます。
シャンプー選びに関しては、4人に1人は失敗経験があるという興味深い結果となりました。失敗原因のNo.1となった香りの面に関して言えば、インターネットなどで実物に触れずに購入する方が多いことも影響しているかもしれません。また、ケアをしてあげるはずのシャンプーによって、肌が荒れてしまったケースも少なくないようです。スキンケアの基本となるブラッシングやシャンプーは、ペットの皮膚に直接触れるもの。ブラシやシャンプーを購入する前には、獣医師などの専門家に相談することをおすすめします。
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【調査方法】
Petwellのユーザーに対し、インターネット上でアンケートを実施
【調査期間】
2012年7月4日~2012年7月10日
【有効回答者数】
261件