調査によると、ペット可マンションの普及率は86.2%という結果で、1998年の調査開始以来初めて8割を超えた。地域別では千葉県が93.2%とトップで、次いで神奈川県87.6%、東京都下83.3%、東京都区部83.0%、埼玉県82.9%となっている。
国土交通省が1997年に中高層共同住宅標準管理規約の大幅改正を実施し、ペット飼育を「管理規約に定めるべき事項」として記載されたことを受け、 1998年には709戸のペット可マンションが発売された。ペット可マンションの普及率は年々急速に高まり、2002年には30%、2004年には 50%、2006年度には70%を超え、今回の調査で初めて80%の大台を突破した。
なお、「足洗い場」や「ペットサイン付きエレベーター」などの設備付きマンションに関しては、ペット可物件全体の57.4%となっている。また、単 一の設備だけでなく「グルーミング室」や「ドッグラン等」など複合的な設備をもったマンションが増えていると、同研究は指摘している。