調査によると、アニコムクラブ「どうぶつ健康保障共済制度」の給付金請求データを基にした犬種別の集計で、最も発症割合が高かったのは「パ グ」(32.0%)であることがわかった。次いで「フレンチ・ブルドッグ」(28.1%)、「ゴールデン・レトリーバー」(27.7%)の順。耳の病気が 発症する平均割合は、犬全体では16.3%だった。
犬の耳の病気で最も多く見られるのは外耳炎で、その原因は湿気や異物、細菌、真菌、耳ダニ(ミミヒゼンダニ)をはじめとする寄生虫、アレルギーなど。犬種 別発生割合の上位となったパグやフレンチ・ブルドッグは、外耳道が狭くなりやすいという犬種特有の体の構造とあわせて、もともとアレルギーなどの皮膚病も 発症しやすいことから、外耳炎にかかりやすいという。