ペットのために防災対策を行っているかを聞いたところ、57.6%の人が行っていると回答。実施している対策のうち、最も多かったのは「ワクチン接種、ノミ・ダニ予防」の75.5%、続いて「鑑札・迷子札をつけている」37.9%、「避難用品を準備している」37.1%となり、「マイクロチップを装着している」人も9.8%いた。
最多だった「ワクチン接種、ノミ・ダニ予防」は、避難所等で多くの犬猫に接するような場合、感染病を予防するために必要不可欠な対策となり、多くの人が実行していた。また、約4割の飼い主が準備していると答えた避難用品では、「フード、飲料水」、リードなどの「係留グッズ」、「トイレ用品」が上位に挙がった。
“防災対策のために”マイクロチップを装着している人は9.8%という結果となったが、同社のペット保険に加入している動物全体でも装着率は11.1%に留まる。未装着の50.5%の人が「体に異物を入れることに抵抗がある」と答え、32.3%の人が「あまり必要性を感じない」と回答。読み取り器を設置している自治体や病院の数が多くないことを理由に装着しない人も21.7%おり、マイクロチップの普及自体に、読み取り器の設置数の増加を含め、いろいろな課題があることが分かった。
最近、各地で台風や地震などによる災害が相次いでいる。9月1日の防災の日を機会に、ペットはもちろん、家庭全体の防災対策を講じるのもいいかもしれない。