これまで、日本の獣医療では必ず評価されるべきバイタルサインとして「体温」「脈拍数」「呼吸数」の3つが用いられてきた。しかし、近年、「痛み」「栄養状態」の2つの評価を追加し『5つのバイタルサイン』とすることが、世界小動物獣医師会(WSAVA)から提唱され、獣医療において取り組むべきグローバルスタンダードとなっている。
JBVPは、日本の獣医療において『5つのバイタルサイン』を定着させるべく、WSAVAに協調し、普及活動に取り組んでいる。とくに、栄養評価の実践においては、日本ヒルズ・コールゲート株式会社の協力の下、日本語版のツールキットを作成し、活用を進めているという。
今回の年次大会では、前WSAVA会長のDr.Kirpensteijnと栄養評価のガイドライン査定において中心的役割を果たしたDr.Chandlerを迎え、ガイドラインやツールキットの概要説明などを行った。
今後、日本の多くの動物病院で取り入れられるかもしれない『5つのバイタルサイン』。 興味を持った方は、下記サイトからチェックしてみてはいかがだろうか。