調査の結果、しつけに失敗・後悔した経験があると回答したオーナーは、全体の57.8%と多く、愛犬のしつけ修得の完成度は、平均5.47点(10点満点中)となった。
特に、6点以上のオーナーと、5点以下のオーナーとの間に、意識・行動の差がみられた。しつけの失敗・後悔への対応として、5点以下のオーナーが最も重要と考えているのが「飼い主が知識をつける(27.2%)」ことである一方、6点以上のオーナーにおいては「もっとほめる(30.1%)」が最も重要であると回答している。
また、6点以上のオーナーのほうが、様々な経路からしつけに関する情報収集を行っており、専門的な知識やリアルな情報を得ていることが明らかになった。このことから知識の質や、情報量の差がしつけ習得の完成度に影響があることが考えられる。
愛犬との楽しい生活を夢見て飼育し始めるオーナーは多い。飼い主が正しい知識を身につけ、正しいしつけをすることで、愛犬も飼い主も楽しく、充実した生活が送れるようになることを、理解することが大切なようだ。