調査によると、2013年の1年間にペットにかけた費用は、犬が平均で約33万円、猫が約17万円という結果がでた。前年の調査と比較すると、犬は98.2%、猫は94.0%で、若干ではあるが減少している。
犬で最も年間支出が高かったのは「病気やケガの治療費」で約7万5千円(前年比101.2%)。一方猫では「フード・おやつ」が約3万6千円で最も高く、続いてほぼ同額で「病気やケガの治療費」となっている。猫の治療費は、前年度の約4万6千円から大きく減少(前年比77.9%)しているが、その理由としては「療法食にしてから、尿路結石にかからなくなった」「かかりつけの動物病院と病気の予防につとめているので」などが挙げられていたという。
その他の項目としては、「シャンプー・カット・トリミング費用」が犬で約3万9千円、猫で約6千5百円となり、それぞれ前年比101.0%、101.1%と微増している。理由として「夏が暑かったのでトリミングの回数を増やした」、「夏場は1ヶ月に2度トリミングに行った」などの声が挙がっていて、猛暑の影響を受けたことがうかがえる。
また「ペットホテル・ペットシッター」にかけた費用は、犬猫ともに2万円を超え、猫では前年比129.6%と大幅な増加が見られた。「旅行の回数が増えた」、「海外旅行のために長期間ホテルに預けた」、「社員旅行が復活したのでペットシッターを利用した」など、景気回復の影響が垣間見られる声も寄せられたという。