PTSDに対するアニマルセラピーに関するシンポジウム開催イスラエルの事例に学ぶ

外務省とイスラエル大使館のバックアップを得て、日本総合的セラピー研究会と日本動物高度医療センター、仙台の宮城学院女子大学発達科学研究所とアニマ企画、神戸の公益社団法人Knotsの協力により実現したこの企画は、イスラエルの臨床心理士であり、「PTSD（心的外傷後ストレス障害）」に対してアニマルセラピーでのアプローチを行うアローン・ワッサーマン氏を招いて開催される。

イスラエルには様々な背景があり、同時に市民たちには多くのストレスや、それから生じるトラウマ、ときにPTSDなどの症例が少なくない中で、イスラエルのアニマルセラピー界の重鎮といわれるワッサーマン氏はPTSDに対するアニマルセラピーを行っている。

今回は、震災を経験し、PTSDについての課題を持つ仙台※、神戸のほか、東京の3カ所での開催が実現した。当日は、イスラエルの医療事情、イスラエルのアニマルセラピー事情、そして、PTSDなどへの動物の補助活用などについての講演が行われる。入場は無料。
※仙台会場は6/15終了済

地震など自然災害の多い日本においても今後どうしても必要となる知見や知識であり、また同時に、欧米中心の情報の中、第三の先進国であるイスラエルの事例からは、非常に興味深い文化背景を知ることができるだろう。