「かかりつけの動物病院があるか」を聞いたところ、97.5%の飼い主が「ある」と回答。一方、「猫ちゃんは動物病院が好きですか」との質問に対しては、「嫌い(49.1%)」「どちらかといえば嫌い(35.2%)」が多数を占め、全体の84.3%が動物病院を苦手と感じているいう結果になった。
「家ではキャリーバッグに入りたがらないのに、診察が終わると自らキャリーバッグに入る」「他のどうぶつの匂いや鳴き声が怖いようでキャリーの隅で丸まっている」「キャリーの中では鳴いているが、病院に着いた途端におとなしくなる」など苦手な様子が伝わるコメントも見られた。
全国における飼育頭数は、犬約1153万4000頭・猫約974万8000頭(※)と大差がないのに対して、動物病院への来院割合が犬73.1%・猫21.8%と大きく異なる要因のひとつは、動物病院への苦手意識と同社は分析している。
※一般社団法人ペットフード協会 平成24年 全国犬猫飼育実態調査より
また、「動物病院への通院は大変かどうか」を聞いたところ、「大変」と感じている飼い主と、「大変とは思わない」飼い主がそれぞれ約半数ずつという結果になった。「大変なこと」では、「移動中に鳴く(42.9%)」が最も多く、「キャリーバッグに入りたがらない(41.5%)」「キャリーバッグを見ると逃げ出す(30.3%)が続いた。
同社は、「キャリーバッグに入る=嫌いな場所に連れていかれる」という認識に繋がらないように、キャリーバッグを愛猫にとって落ち着ける場所、安心できる場所にし、移動中のストレスを軽減させることが通院する際のポイントだとしている。