このシンポジウムは、教育現場におけるいじめや自殺、育児放棄や幼児への虐待、無責任な動物の飼育放棄などの問題が顕著に出てきている今、社会全体に命の尊さを正しく認識してもらい、人と動物が共生できる社会を作ることを目的として開催される。
一般社団法人ペットフード協会会長越村義雄氏による基調講演「ペットとの真の共生に向けて、私たちができること」のほか、日本獣医生命科学大学講師の水越美奈氏による「動物も飼い主も、そして周りの人も幸せになる飼い方とは」、日本獣医生命科学大学教授の羽山伸一氏による「小笠原動物医療派遣団から東京VMATへ」などの講演が予定されている。
同会では、VMAT(災害派遣獣医療チーム)設立は、東日本大震災の動物救援初動体制を教訓にして、全国規模で早急に取り込まなければならない構想であり、東京発のこのシンポジウムが災害時動物医療(Disaster Medicine)の発展につながるものと確信している。
【都民公開シンポジウム 開催概要】
- 日時:2013年2月17日(日) 14:00~17:00
- 場所:東京大学農学部 弥生講堂 一条ホール
- 参加費:無料 事前申し込み不要(定員約300名)
- 基調講演:越村義雄(一般社団法人ペットフード協会・会長)
「ペットとの真の共生に向けて、私たちができること」 - 講演:水越美奈(日本獣医生命科学大学獣医保険看護学科・講師)
「動物も飼い主も、そして周りの人も幸せになる飼い方とは」 - 講演:羽山伸一(日本獣医生命科学大学野生動物学教室・教授)
「小笠原動物医療派遣団から東京VMAT(動物医療支援チーム)へ」 - パネル討論:コーディネーター 松尾克徳(公益社団法人東京都獣医師会共生社会構築委員会・委員長)
- 主催:公益社団法人東京都獣医師会
- 後援:東京都、環境省