9月に公開されたヒグマ出没予想によると、ヒグマの主食とされるドングリなどの堅果類の実なりが全道的に不作~凶作傾向にあるため、エサ不足によるヒグマの大量出没が予想されていた。10月18日現在も、市街地へのヒグマの出没が続いていること、11月以降もエサ不足による採餌活動の継続が予測されるため、緊急対策として11月末日までをヒグマ注意特別期間とし、引き続き、厳重な警戒を呼びかけている。
ヒグマは国内では北海道のみに生息する、国内の陸上動物の中で最も大きな野生動物。平成22年秋にはドングリ類が豊作であったことから、平成23年春の子グマの出生率は高いものと予想されている。子連れの母グマは攻撃的で危険性が高いことが知られているため、野山に入る前にはヒグマ出没情報の確認を。