猫用システムトイレのパイオニアである花王「ニャンとも清潔トイレ」は、2層構造のトレー、チップ、マットを組み合わせて使い、糞尿を分離して脱臭する革新的な機能に加え、2009年、デザイナー柴田文江氏とのコラボレーションによってインテリアにも調和するデザイン性をプラス。暮らしの中心であるリビングにも置ける猫用システムトイレとして、新しいスタイルを提案している。
今回の選考にあたり、グッドデザイン賞評価委員は「ニャンとも清潔トイレ」を「猫のトイレを人の生活の場であるリビングに置くという需要に応えるための、細やかな機能的配慮が多数盛り込まれており、商品の目標とした価値を感じます。外観デザインでは、置かれた空間が楽しくなる、または、猫の存在を楽しく感じられるような活き活きとした、張りのある形状が商品コンセプトを強くメッセージ化している」と高く評価。
また今回の受賞にあたり、デザイナー柴田文江氏は「ペット用品として、愛猫と戯れるような楽しさを感じるモノのイメージと、リビングなどの暮らしの中で使われている道具としての信頼感を表現しようと思いました。猫のニオイが気にならない高い脱臭性能を背景に、新しいネコトイレのあり方とペットの暮らし方を提案しました。」とコメントを寄せている。