動物医療の進歩や栄養状態の向上にともない、動物の世界でも、ガンや機能不全といった「高齢疾患」が急増。また、室内犬人気により「肥満」も多く、飼い犬の半分以上が肥満ともいわれている。一方、これらは日々の食事に起因するケースが多いことから、食事療法・療法食への関心が高まっている。
同社は、このような社会的背景から今後の需要拡大を見込み、療法食『マンマリゾ メディコ』の販売を強化。同年7月1日に東京本社に加え、福岡県久留米市の自社工場内に西日本エリアを担当する営業拠点を新設し、営業人員を増員する。
さらに、販売強化に向け、商品を3年ぶりに全面リニューアル。ここ数年で急増しているペット疾患に合わせ、獣医師や栄養士とともに成分や原材料をすべて見直し、既存6アイテムのリニューアルと新規1アイテム(糖尿疾患、肥満用)を開発・追加した。
また、同年3月には物流拠点として「神奈川商品センター」(厚木市)を新設。動物病院のニーズに対応し、少数発注、日本全国への「翌日配送」(※北海道・四国・沖縄を除く)にも対応できる体制を整備した。