キッザニアは、子供たちが様々な職業や習い事を体験することで、楽しみながら社会や職業・経済を学ぶことができるテーマパーク。「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた「エデュテインメント」をコンセプトに掲げ、施設内は現実社会のほぼ2/3 のサイズで造られたリアルな街並みが形成されている。
同社の「ペットショップ」パビリオンでは、子供たちが家族の一員であるペットの親代わりとなって、犬や猫が迷子になってしまったときに活用される「迷子札」の作成が可能。ペットの名前や好きな動物をレイアウトしてデザインを考えた後、自動打刻機を使用して、子供たちの目の前でプレートに打刻する。世界でたった一つの迷子札を作る体験を通じて「迷子札の意味や活用方法」や「ペットが迷子になった場合のリスク」、「家族の不安」を理解し、動物の命を自分で守ることの大切さと、飼い主としての責任を学ぶことができる。
同社の属するアニコムグループでは、迷子の動物を減らすことで殺処分される動物を少しでも減らし、人と動物が安心して暮らせる社会を作りたいという考えのもと、メールやWebサイトを利用した迷子情報の掲載や、捜索方法の相談やアドバイスなどを行う「迷子捜索サポート」を実施している。今回の出展は、「キッザニア甲子園」での体験を通じて、次世代を担う子供たちに、動物と暮らす楽しさと責任を伝えていくことを狙いとしている。