ニュースレターによると、帰省や旅行の際、移動の問題や宿泊先の事情などでペットを同伴できない場合、大切なペットの世話を留守中どこに依頼すべきか、サービス内容や特徴を理解して決定することが必要だという。 まずはかかりつけの動物病院に預けることが考えられるものの、確保できなかった場合に検討する手段として、ペット専用ホテルやペットシッターがある。
【ペット専用ホテル】
動物の専門家によるケアで、迷子や行方不明の心配もなく、万が一の際にも直ちに獣医師の手当てを受けられるという点で安心。ほとんどのペットホテルでは、 食事はもちろん朝夕の散歩など、健康管理についてのサービスを提供している。また、大切なペットをケージにだけ閉じ込めるのではなく、遊び場を設置するな ど、なるべくリラックスして過ごせるように工夫された施設も増えている。さらに、夜間も同じフロアにスタッフが常駐するほか、PCや携帯への動画配信で ペットの様子が確認できるサービス、トリミングサロンや獣医師によるクリニックの併設に加え、ペット用の温泉までを備えたホテルもある。
【ペットシッター】
飼い主の留守中にも、ペットは自宅でほぼ普段通りの生活を送ることが可能。マンツーマンのサービスのため、一日の訪問回数やケアの内容を相談できる点も便 利。依頼時には、事前に自宅でペットとの顔合わせを行い、性質や健康状態などについて打ち合わせをしながら、ペットがなるべく早くペットシッターに慣れる ような機会を持つことが重要。大切なペットと自宅の鍵を預けることになるので、有資格者で、十分な経験と動物を扱う、責任と技術を備えたプロに頼みたい。 地域の信頼できるペットシッターについて、獣医師に相談してみるのも一つ。
ペットホテルとペットシッターのいずれを利用する場合でも、不慮の事態に備えて、準備は万全にしたい。迷子対策として首輪と迷子札を、また、犬の場合には鑑札と狂犬病注射票をつけておくことが望ましい。マイクロチップも有効。 さらに、地域の保健所や動物管理事務局、警察、保護シェルターなどの連絡先リストを、世話をしてくれる相手に渡しておくと安心。事故や急病の際の緊急手術 には、飼い主の同意が必要なことが多いため、飼い主の連絡先はもちろんのこと、かかりつけの獣医師の時間外・休日の緊急連絡先も渡しておけば万全だといえる。