調査によると、犬の皮膚病(皮膚科疾患)での通院数は6月から増加し、9月にピークを迎えるという。夏は犬の皮膚や被毛が蒸れやすく、汚れや皮脂がたまりやすくなることや、皮膚に寄生するノミやダニなどの繁殖が多くなることなどが、原因として考えられる。
犬種別の9月の通院数は、ミニチュア・ダックスフンド(3,022件、16.3%)、フレンチ・ブルドッグ(1,515件、8.2%)、柴犬(1,301件、7.0%)、シー・ズー(1,269件、6.8%)、チワワ(1,153件、6.2%)の順となっている。
上記の犬種別通院数と、自社商品「どうぶつ健保」の犬種別加入割合とを比較すると、フレンチ・ブルドッグやシー・ズーは、皮膚病(皮膚科疾患)での通院が 多い犬種であることがわかるという。また、柴犬は換毛期に皮膚病(皮膚科疾患)をおこしやすいため、季節の変わり目にあたる9月の通院数が増加すると推察 される。
皮膚病(皮膚科疾患)は、皮膚と被毛を清潔に保つことで予防ができるため、こまめなブラッシングやシャンプーを心がけることが望ましい。