Petwell 犬の病気事典
いぬのにょうどくしょう

犬の尿毒症

尿毒症は、腎不全が進行することで腎臓の働きが低下して毒素が体内に蓄積され、全身の臓器に深刻な障害をもたらす状態をいいます。早急に治療をしないと、命に関わる危険のある恐ろしい病気です。

主な症状 下痢をする 体重が落ちる(やせる) 元気がない・疲れやすい 口臭がする 吐く(嘔吐) 食欲がない 
命の危険 高い】 放っておくと、命に関わる恐れがあります

【症状】元気や食欲がなくなり、嘔吐や下痢などが見られる

尿毒症になると、元気や食欲が低下し、嘔吐や下痢などの症状が見られるようになります。また、まれにアンモニア臭の口臭がすることもあります。症状が進行すると、痙攣(けいれん)や昏睡などの神経症状を起こし、死に至ります。

【原因】腎不全の進行により生じる

尿毒症は、腎不全の進行によって、本来は尿として排泄される尿素などの老廃物が十分に排泄されないことにより生じます。この状態のまま放置すると、尿毒素が体内に蓄積して、脳神経系をはじめとする全身の臓器に深刻な障害を与えます。

【治療】輸液や利尿剤によって老廃物を排出・除去する

輸液や利尿剤の投与や透析により老廃物を排出・除去させます。同時に神経症状など各症状にあわせた対症療法を行うこともあります。

【予防】早期発見・早期治療が重要

尿毒症へと移行する前に腎不全を早期の段階で発見し、治療に努めることが大切です。

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