ホルモン(内分泌)の病気
ホルモンと呼ばれる化学物質を放出して、体の働きをコントロールする器官を内分泌器官といいます。内分泌器官は、脳下垂体、膵臓、甲状腺、副腎、卵巣、精巣などからなり、ホルモンの分泌量のバランスが崩れると、犬の身体に様々な異常が生じるようになります。
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犬の糖尿病
糖尿病は、人と同様にインスリンというホルモンの不足や効き方が弱くなることなどによって、血液中の糖分が慢性的に多くなりすぎる病気です。犬の多くはインスリンの不足が原因で発症します。
主な症状体重が落ちる(やせる) / おしっこの量が増える(尿がたくさん出る) / 食欲が増えるなど -
犬の尿崩症
犬の尿崩症(にょうほうしょう)は、脳下垂体や腎臓に問題があり、腎臓での水分の再吸収が十分にできなくなることによって起こります。発症すると、尿の量が急激に増え、水をたくさん飲むようになるなどの症状が見られます。
主な症状水をたくさん飲む / おしっこの量が増える(尿がたくさん出る) / 体重が落ちる(やせる) -
犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで、様々な症状が引き起こされる病気です。主な症状として、水をたくさん飲む、尿の量が増える、食欲が増す、体重が落ちるなどの症状が現れ、糖尿病を … 続きを読む
主な症状食欲が増える / 毛が抜ける / 水をたくさん飲むなど -
犬の甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が減少することで起こる病気です。発症すると、元気がなくなる、体重が増える(肥満傾向)、毛が抜ける、皮膚が黒ずむなどの様々な症状が起こります。
主な症状皮膚が黒くなる / 寒がる・ふるえる / 食欲が増えるなど -
犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)
アジソン病(副腎皮質機能低下症)は、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは逆に副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気です。主な症状として、食欲の低下や元気の消失、嘔吐、下痢などの症状が現れます。多くの場合 … 続きを読む
主な症状元気がない・疲れやすい / 水をたくさん飲む / 体重が落ちる(やせる)など
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