歯と口腔の病気
獲物を捕らえたり、肉を切り裂いたりする歯は、犬にとってたいへん重要な組織です。歯周病などの病気は、悪化すると、歯周病菌が心臓や腎臓などにたどり着き、他の病気の原因となることがあります。
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犬の歯周病
歯周病は、歯肉炎(歯ぐきに炎症が起こること)や歯周炎(歯肉炎がひどくなり、歯を支える膜や骨が破壊されること)をまとめて歯周病といいます。歯周病になると、主に口臭が見られるようになります。
主な症状口の中が出血している / 食欲がない / 歯に異常があるなど -
犬の口内炎
口内炎とは、口腔内の粘膜を含めた軟部組織に炎症が起こっている状態をいいます。口内炎は口腔内の外傷だけでなく、ウイルスや細菌、真菌といった微生物の感染によっても生じるほか、全身性の病気の1症状として見られることもあります。
主な症状食欲がない / よだれが多い / 口内炎がある(口の中にしこり・潰瘍がある)など -
犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
口腔内にできる悪性黒色腫(メラノーマ)は、色素(メラニン)をつくる細胞ががん化して、口腔内の粘膜や舌に腫瘍ができる病気です。犬の口腔腫瘍のなかではもっとも多く、平均すると10歳前後の老犬に発症するケースが多く見られます。
主な症状口内炎がある(口の中にしこり・潰瘍がある) / 口の中が出血している / 口臭がするなど
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