Petwell 猫の病気事典
ねこのせんてんせいしんしっかん

猫の先天性心疾患

先天性心疾患とは、生まれながらにして心臓の構造に障害(奇形)がある病気のことです。障害があっても、その種類や程度によってはほとんど症状が認められないこともありますが、生後まもなく死亡してしまうこともあります。ただ、猫は人や犬と比べると、先天性心疾患の発生率は高くありません。

主な症状 元気がない・疲れやすい 咳をする 息が荒い(呼吸が苦しそう) 皮膚や粘膜が青白い(チアノーゼ) 食欲がない 
命の危険 【低い】 命に関わる恐れは低いですが、注意が必要です

【症状】疲れやすい、咳が出る、元気・食欲の低下など

先天性心疾患の症状は、病気の種類や程度によって様々です。一般に、運動をするとすぐに疲れる、咳をする、元気や食欲がなくなる、呼吸が荒くなる、チアノーゼ(舌や唇が青紫色になった状態)などが見られます。また、生後すぐに重い症状で死亡する場合もあれば、症状が認められないまま生存する場合もあります。

【原因】心臓の発育不良、遺伝的な要因などが考えられる

先天性心疾患は、母猫のお腹(母胎)にいるときに、胎子の心臓に何らかの障害が生じて正常に発育しなかったことが原因と考えられています。遺伝的な要因も考えられますが、まだはっきりとはわかっていません。

【治療】根本治療は外科手術。内科療法もある

先天性心疾患の根本的な治療となる外科的手術や、薬剤の投与や運動制限などを行う内科療法があります。

【予防】疾患があるなら激しい運動は避け、安静を心がける

先天性の病気のため、特に予防法はありません。ただし、飼育する猫がこの心臓病を患っている場合は、できるだけ激しい運動を避け、安静に飼育するようにしましょう。

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「猫の先天性心疾患」に併発する可能性のある病気

該当する病気はございません。

「猫の先天性心疾患」と同じ症状がある病気
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