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猫も、人と同様、目はとても大切な器官です。目の病気は治療せずに放っておくと、視力の低下や失明にもつながりかねません。ここでは様々な猫の目の病気をご紹介します。

• 猫の流涙症（涙目）

  流涙症（涙目）とは、涙が目からあふれ、まぶたの外に流れ落ちている状態のことです。これは、角膜炎や結膜炎などが原因となって涙の分泌量自体が増えている場合と、涙小管や鼻涙管といった涙を鼻の奥に排出する器官が狭くなっているなど … 続きを読む →

  主な症状涙を流す

• 猫の緑内障

  緑内障は、眼球内部を循環している液体（眼房水）の排出量が減少し、眼圧（眼球の形と角膜の透明性を維持する眼球内部の圧力）が高くなることで発症します。緑内障が進行すると視力障害が起こり、ときには視力を失うこともあります。

  主な症状目が赤い ／ 触られるのを嫌がる ／ 目に異常があるなど

• 猫の網膜変性症（網膜変性性疾患）

  網膜変性症とは、目の奥にある網膜（色や明暗、視覚情報を識別する役割をもつ）と呼ばれる部分が、遺伝性あるいは後天性に変性するため、視覚に障害が生じる病気です。症状が進行すると徐々に視力が障害され、失明に至る場合があります。

  主な症状視力が低下する（目が見えづらい） ／ 涙を流す ／ 目が赤いなど

• 猫の結膜炎

  結膜炎にかかった猫は、目やにが出て、ひどい場合はまぶたが閉じて開かなくなることがあります。一般的にウイルスやクラミジアなどの感染が原因で発症し、同居猫に感染が広がることがあります。このほか、アレルギーや角膜炎から結膜炎を … 続きを読む →

  主な症状鼻水・くしゃみをする ／ 目が赤い ／ 目をこするなど

• 猫の角膜炎

  角膜炎は、ほこりなどによる角膜への物理的刺激や、ウイルス、真菌、細菌などの感染が原因となって、角膜（目の表面を覆っている透明の膜）に炎症が起こる病気です。放置すると、視力の低下や失明を招く恐れがあります。

  主な症状目に異常がある ／ 目を痛がる ／ 涙を流すなど

• 猫の白内障

  白内障とは、目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁る病気です。このため、猫の視力（動物では視力を測れないため、正確には視覚といいます）は次第に低下します。犬に比べてまれですが、猫同士のケンカや事故などで目に深い傷を負う … 続きを読む →

  主な症状目が白く濁る ／ 食欲がない ／ 熱があるなど

• 猫の眼瞼内反症

  眼瞼内反症（がんけんないはんしょう）とは、眼瞼（がんけん：まぶたのこと）が内側に反り返った状態になる病気です。眼瞼内反症になると、目の表面（角膜や結膜など）にまつ毛やまぶたの被毛が常に触れているため、目に様々な症状が現れ … 続きを読む →

  主な症状目をこする ／ 光をまぶしがる ／ 涙を流すなど

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