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猫には、ウイルス性の呼吸器疾患が多いため、注意が必要です。猫が鼻水や咳をしきりにしたり、呼吸が苦しい様子が見られるようなら、呼吸器系の疾患が疑われます。

• 猫の喘息（慢性気管支炎、アレルギー性気管支炎）

  喘息（ぜんそく、慢性気管支炎、アレルギー性気管支炎）は、アレルギーを引き起こす原因物質（アレルゲン）などが気管支を収縮させ、咳や呼吸困難を起こす病気です。悪化すると命にも関わりますので、早期発見・治療が大切です。

  主な症状息が荒い（呼吸が苦しそう） ／ 皮膚や粘膜が青白い（チアノーゼ） ／ 咳をする

• 猫の横隔膜ヘルニア

  横隔膜ヘルニアとは、胸腔（きょうくう：肋骨や胸骨などに守られている胸部の空間で、心臓や肺が納まっている）と腹腔（ふくくう：腹部にある空間で、胃腸や肝臓、腎臓などの臓器が納まっている）とを隔てている横隔膜が裂けて、腹部の臓 … 続きを読む →

  主な症状動くのを嫌がる ／ 発育・成長が遅れている（発育不良） ／ 吐く（嘔吐）など

• 猫の膿胸

  膿胸（のうきょう）とは、胸膜に細菌が感染し、その結果、胸腔内に膿がたまった病態のことです。発症すると40度前後の発熱が見られるほか、活発さが減り、すぐ疲れる、呼吸が浅く速いといった症状が見られます。飼い主が気づいたときに … 続きを読む →

  主な症状熱がある ／ 脱水を起こす ／ 息が荒い（呼吸が苦しそう）など

• 猫の気管支炎

  気管支炎は、気管や気管支に炎症が起こることで、咳などの症状が現れる病気です。猫ウイルス性呼吸器感染症などのウイルスやマイコプラズマなどの感染がおもな原因となります。

  主な症状鼻水・くしゃみをする ／ 熱がある ／ 元気がない・疲れやすいなど

• 猫の肺炎

  肺炎は、ウイルスや細菌による感染症をはじめ、様々な要因が引き金となって発症します。肺炎を起こした原因によっては進行が速く、呼吸困難などの重篤な症状を起こす場合があるため、一刻も早い治療が必要です。

  主な症状食欲がない ／ 熱がある ／ 鼻水・くしゃみをするなど

• 猫の副鼻腔炎

  副鼻腔炎は、副鼻腔（鼻の奥の空洞部分）に炎症が起こり、鼻汁やくしゃみといった症状が現れる病気です。鼻炎に併発することが多く、重度の鼻炎症状に加え、鼻すじから額にかけての部分が腫れて熱を持ったり、膿性の鼻汁がたまって蓄膿症 … 続きを読む →

  主な症状息が荒い（呼吸が苦しそう） ／ 食欲がない ／ 元気がない・疲れやすいなど

• 猫の鼻炎

  鼻炎はウイルスや細菌、真菌といった微生物の感染やアレルギーなどが原因となって発症する病気で、鼻汁やくしゃみなどが症状として見られます。

  主な症状目やにが出る ／ 息が荒い（呼吸が苦しそう） ／ 鼻水・くしゃみをするなど

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